知っ ていますか?煙草による化 学物質過敏症
あなたは知っていますか?
タ バコによる化学物質過敏症の存在を。
何気ない一服。
その煙で命を落としてしまう人達が居ます。
タ バコによる化学物質過敏症は命 に関わる病気なのです。

化学物質過敏症とは、中毒よりもはるかに微量の化学 物質でも長期間にわたって吸い込んだり、一度に大量に暴露することで症状が出てくる状態です。
一度発症すると、
極 めて微量な化学物質に接触しただけで、症状が出てしまいます
症状は個人個人によって違い、特異的な症状というのはありません。

タバコによる化学物質過敏症とは、タバコに含まれる成分に対して、
体が化学物質過敏症の症状を起こしてしまう病気です。

私の友人は、主にニコチンに対して症状を引き起こしてしまうようです。
ニコチンは肌からも吸収されるため、タバコに触るだけでも発疹等の症状が出てしまいます。

しかし、知名度が低いため、タバコ嫌いと間違われや すく、
「煙草が嫌いだから過敏に反応しているだけではないのか」「精神的なものではないのか」
「煙くらい我慢すればいいじゃないか」「たかが煙で大げさな!」という認識をされがちです。
タバコが嫌いなだけなら我慢すればいいのかもしれません。
ですが、タバコによる化学物質過敏症は、
タバコ嫌いとは違います
タバコによる化学物質過敏症は、
病 気なのです。
我慢するしないの問題ではありません。
我慢していたら
んでしまいます。

そもそも、化学物質過敏症は何故起きるのでしょうか。
何故症状が出る人と出ない人がいるのでしょうか。
それは、適応能力の大きさにかなり個人差があるためと考えられています。
適応能力は分かり安く言うと
バ ケツです。
体が耐えられる一定容量(許容量)というバケツにいろいろな化学物質がそそぎ込まれ、
体は、排泄、適応で順応していますが、その体の適応能力を越えてしまうと、
バケツから水が溢れるようにいろいろ症状が出てきます。
一度バケツがいっぱいになると、少しの水でもバケツからこぼれてしまうように、
極微量の化学物質に接触しただけで症状が出てしまうようになります。
これが
化学物質 過敏症です。


化学物質過敏症の人がその化学物質に接触すると、
発汗異常、手足の冷え、頭痛、疲労性、
不安、不眠、うつ状態、不 定愁訴、集中力低下、
呼吸困難、息切れ、胸痛、咳、動 悸、不整脈、高血圧、低血圧、発疹、かゆみ、アトピー、
下 痢、便秘、食欲不振、悪心、嘔吐、難聴、くしゃみ、鼻水、めまい、みみなり、
頭痛、まひ、知覚異常、視力障害、調節傷害、光過敏、結膜刺激症状
などの様々な症状が起こります。
(なお、症状には個人差がありますので、上記の症状が全て出るというわけではありません)

アレルギーとよく似ていますが別物で、症状の原因となる化学物質がアレルギーよりもはるかに広範囲にわたり、
なおかつはるかに低いレベルの濃度で症状を引き起こすのが、化学物質過敏症です。



対策としては、
タ バコの煙を吸わないこと。それしかありません。
でもそれが一番難しいのです。
あなたはタバコの煙を吸わないように外を歩けますか?

道端は歩きタバコのせいで、どこから煙が来るか分かりません。
常にタオルを口元に当て、空気を吸わないように歩かねばなりません。
息をしないように歩く。そんな事が出来ますか?

行ける場所も限られてきます。
ご飯を食べるにも、分煙化していない店には入れません。
喫煙席と禁煙席が隣にあったりします。
それでは煙を避けることが出来ません。
食事に限らず、大抵のお店は分煙されていません。
居酒屋、ゲームセンター、遊園地など、ほとんどの場所には行くことが出来ません。

移動手段も限られてきます。
電車のホームは禁煙ですが、喫煙所以外でも歩きタバコをしている人達が大勢居ます。
バスの車内も禁煙ですが、バス停にはタバコを吸う人が居るので迂闊に近付けません。
自家用車を使うのが一番安全な交通手段ですが、窓を開けて運転することはできません。
どこから煙が入ってくるか分からないからです。

結局安全な場所など無いに等しいのです。
化学物質過敏症の人が悪いわけではないのに、なぜこんなに悲しい想いをしなければいけないのでしょう。。

で はどうすればいいのでしょうか。
タバコは嗜好品です。(少なくとも今の日本では)
止めろ、とは言えません。

私たちがお願いしたいことは、2点のみです。

 ※ 歩きタバコをなくして欲しい

 ※ 建物の完全分煙化


たったこれだけのことです。
これだけのことで、タバコによる化学物質過敏症の人も、外を気軽に歩けるようになるのです。

お願いします。
タ バコによる化学物質過敏症という病気があることを知ってください
そして、タバコを吸う時に思い出してください。
その煙で苦しんでいる人達が居ることを。
悲しい想いをしている人達が居るということを。
少しだけでいいのです。
少しだけ、思いやってあげてください。
自分さえ良ければいいとか、そんな悲しいことを思わないでください。
あなたが少し気を使うことで、とても助かる人達が居るのです。

タバコによる化学物質過敏症にご理解とご協力をお願いします。




私は化学物質過敏症ではありませんが、私の大切な友達がタバコによる化学物質過敏症です。
苦しんでいるのを見ていられなくて、思わずこのサイトを立ち上げました。
当事者では無いので、病気の苦しさを理解することはできませんが、
大切な人が苦しんでいるのに何も出来ない辛さは分かっているつもりです。
このサイトで、少しでも多くのご理解とご協力をいただいて、世の中が改善され、
いつか、友達が笑って気軽に外出できるようになればいいなと思っています。



※※ ここは嫌煙サイトではありません。 ※※
ここは、『心が』ではなく『身体が』煙草を受け入れ ることが出来ない病気の方の為のサイトです。
どうかそこだけご理解下さい。


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そして、一人でも多くの人に広めて下さい。
皆様のご理解とご協力をお願いします。

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2002/07/17 OPEN
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